兵庫県神戸市北区
※この記事は「神戸ホテルフルーツフラワー宿泊記（前編）」の続きです。
前編ではチェックインから温泉・大浴場までを紹介しています。
👉 前編はこちらから読む
6．館内の施設
◆ロビースペース
神戸ホテルフルーツフラワーの館内はとても広く、まるで小さな街のよう。
外観はヨーロッパ風のお城ですが、内部はややレトロな雰囲気で、
歩くだけでちょっとした“探検気分”を味わえます。
→《写真：2階メインロビー全景》
ホテルの特徴のひとつは館内のいたるところにロビースペースがあること。
主なところとしては中央棟２階吹き抜け横、中央棟３階エレベーター前、中央棟３階左奥、右の棟３階正面、右の棟３階中央、右の棟４階正面などなど。
その他にも休憩用の椅子がいたるところに配置されており、滞在者が自由にくつろげます。
きれいで高級感のあるソファーが並ぶコーナーもあれば、
年季の入ったソファーが置かれているスペースもあり、場所によって雰囲気がまったく異なります。
→《写真：きれいなソファーのロビースペース（右の棟４階中央）》
→《写真：こちらもきれいなソファーのロビースペース（中央棟２階左奥）》
→《写真：ちょっとお疲れ気味のロビースペース（右の棟３階中央）》
→《写真：傷んだソファーのロビースペース（中央棟３階エレベーター前）》
「ここのソファー、めっちゃふかふか！」４階のソファーはきれいで座り心地もいいね。３階のエレベーター前のはちょっとクタクタのもあるかな。
「ソファーがいっぱいあって、かくれんぼできそう〜！」
ほんとに。館内にフリースペース多いから、歩くだけでワクワクするね。
◆自動販売機コーナー
ホテル内の右の棟２階と３階にドリンクの自動販売機が設置されています。
価格は良心的で種類も豊富。ソフトドリンク・缶コーヒー・お茶などが120〜160円ほど。
アルコールの自販機もあり、夜に一杯飲みたい人にも便利です。
３階自販機にはノンアルビールもありましたが、この日は売り切れ…
ほしい銘柄がない場合、近くのコンビニに行くことになりますが、一番近いコンビニまで５キロ弱で車で10分。
どうしても欲しい飲み物などは事前に購入して冷蔵庫に保管がいいかもです。
→《写真：自販機コーナー（ソフトドリンク・アルコール）》
「ホテルの自販機って高いイメージだけど、ここは安いんだね！」
そうそう、ホテル内の自販機は、場所によってはえげつない金額設定にしてくるところが多い中、このホテルはとても良心的な価格設定なので助かります。
◆電子レンジ・コインランドリー
右棟の３階には電子レンジが設置されており、持参した食べ物を温められます。
また、同じ棟の２階と４階にはコインランドリーも完備。洗濯機・乾燥機が各階２台ずつあります。
洗濯機・乾燥機ともにアクア製で、操作も簡単。真夏のピーク時には数が足りない気もしますが、連泊や合宿、家族旅行のときにも非常に便利です。
→《写真：電子レンジ設置スペース》
◆売店
フロント横には小さな売店があります。
神戸プリンや地元の焼き菓子、子供向けのおもちゃなど、観光客向けのおみやげが並びます。
ジュースやお菓子、日用品も置かれており、忘れ物をしたときにも安心。
→《写真：売店外観／おみやげコーナー》
営業時間は夜9時まで。
夕食後に立ち寄ると、ホテルのロゴ入りクッキーや地元のスイーツがちょうど並んでいて目移りします。
売店が混んでないからゆっくりとお土産を選べそう。
特に新幹線で来ると、休日夕方の新神戸駅のお土産屋さんとかの混雑がすごいのでレジ待ちに焦りが入ります。お目当てのものがあればここで買うのも一つの手かも。
7．朝食
朝食は1階のレストラン「カトレア」で、バイキング形式。
平日の朝ということもあり、会場はとても静かでした。
→《写真：朝食会場入口と案内プレート》
→《写真：朝食会場全景》
和洋折衷のメニューで、焼き魚、煮物、スクランブルエッグ、ベーコン、パン、サラダ、味噌汁などが並びます。
残念ながらその場で調理してくれる卵料理やホットケーキなどはありませんが、どの料理も温かく、スタッフがこまめに補充していました。
→《写真：ベーコンとスクランブルエッグ》
牛乳はあった？
あったよ。オレンジ、アップル、牛乳、コーヒー、紅茶など一通りの飲み物は揃ってたね。
→《写真：サラダバー》
窓際の席に座ると中庭の緑が見えて、朝の光が気持ちいい。
全体的に量も味も満足度が高く、しっかり食べて一日のスタートを切ることができました。
→《写真：ドリンクバー》
8．その他（周辺観光・体験エピソード）
ホテルの隣には「道の駅神戸フルーツフラワーパーク大沢」があります。
四季折々の花や果実をテーマにした観光スポットに加えて、小さめの遊園地（神戸おとぎの国）と猿のショーがあり休日の昼間は家族連れで賑わいます。
→《写真：フルーツフラワーパーク入口》
神戸おとぎの国は小さめの子供向け遊園地で遊具も小学生くらいまでが対象のものが全てですが、そこそこ楽しく遊べるらしく、ヒサトも夢ちゃんもかなりなお気に入りだったようです。ただフリーパスはなく一回券や回数券で乗り物に乗るために気合入れて遊びまくるとすぐにお金がなくなります…
→《写真：神戸おとぎの国》
→《写真：子ども用だけどコースターもある》
「ジェットコースターをあと10回やる！！」そのあとはメリーゴーランドを５回！！
待ち時間が少ないので乗り物に何回でも乗れちゃいます。その都度課金なので回数券もあっという間になくなります…
フリーパスがあればうれしいんですが…
フルーツフラワーパークの中で思いのほか楽しんでいたのが「神戸モンキーズ劇場」のお猿のショーでした。
最初は軽い余興かと思いきや、テンポのいい掛け合いとお猿さんのキレのある芸に大人もつい笑顔に。
高いジャンプや竹馬の妙技に大興奮で、拍手が止まりませんでした。
上演時間は約20分ほどで、観覧後は「また見たい！」と子どもたちが口を揃えるほどの人気アトラクションです。
→《写真：神戸モンキーズ劇場のお猿さん》
ホテル周辺には「三田プレミアム・アウトレット」（車で約15分）や「有馬温泉」（約30分）などもあり、観光の拠点としても便利。
夜はとても静かで、窓を開けると虫の声が聞こえるほど。自然の中のリゾートという表現がぴったりです。
9．利点と欠点
利点（良かった点）
- 大沢ICから車で1分という抜群のアクセス
- 外観がヨーロッパ風で写真映えする
- スタッフが親切で対応が丁寧
- 平日は静かで落ち着いて過ごせる
- ホテルの料金が手ごろ
- 周辺観光スポットが多く、古さに妥協できれば家族旅行にも最適
→《写真：ホテル外観（昼）》
欠点（気になった点）
- 館内・客室の老朽化が目立つ
- 一部ソファーや畳などに劣化あり
- 露天風呂に開放感がない
- 風向きによっては牛舎の臭いが流れてくる
- 公共交通機関ではアクセスしにくい
- ３歳以上だと添い寝が出来ない
→《写真：古びて疲れ果てたソファー》
（ヒサト）「古いけど、静かで落ち着くよね。」
→ うん、派手さよりも“落ち着き”を大切にしてるホテルだと思う。
まとめ：お城のような外観が魅力
今回の「神戸ホテルフルーツフラワー」宿泊は、
“お城のような外観と静けさ”が印象に残る滞在でした。
建物は確かに古くところどころ傷んでいる個所も多いですが、清掃は行き届き、スタッフの丁寧な対応が印象的。
古さを人の温かさでカバーしている、そんなホテルだと思います。
温泉は貸切のように静かで、湯上がり後の肌もしっとり。
朝食も落ち着いた空間で美味しくいただけました。
全体として「静かなホテルで過ごす一泊」になりました。
このホテル、また行きたい？？
うん。今度は冬のイルミネーションの時期に合わせていってみたいな。
毎年11月から翌年の2月の中旬までは「神戸イルミナージュ」というイルミネーションイベントをやっています。音連れた時は９月の下旬でしたのでイルミネーションはやっていませんでしたが、建物の外壁ではすでにイルミネーションの準備が進んでいました。この時期に合わせていくのもいいかもですね！！
神戸ホテルフルーツフラワーは、最新設備や高級感を求める人には向かないかもしれませんが、
“静けさ・温泉・自然”を楽しみたい人にぴったり。
派手ではないけれど、ゆっくり時間を過ごしたい大人の旅にちょうどいいホテルです。
《今回宿泊した和室10畳》
アクセス情報
- 住所：兵庫県神戸市北区大沢町上大沢2150
- アクセス：中国自動車道「大沢IC」より車で約1分
- 駐車場：約200台（無料）
- チェックイン：15:00〜／チェックアウト：10:00
（執筆者：けくうん）
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