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奥道後・壱湯の守【旧ホテル奥道後】宿泊記(後編)

愛媛県松山市

※この記事は「奥道後・壱湯の守【旧ホテル奥道後】(前編)」の続きです。
前編ではチェックインから共用施設(1)までを紹介しています。
👉 前編はこちらから読む

目次

6.共用施設2(卓球場・プレイルーム・売店・コインランドリー)

◆ 卓球場・プレイルーム

(写真:卓球場への廊下)

温泉であたたまったあとは、ちょっと身体を動かしたくなるもの。
そんなニーズを満たしてくれるのが卓球場です。

卓球場は4階のレストラン階段側の一番奥(石手川ダム側)に位置しています。

フロント側エレベーターを下りて、4階の廊下をメインロビーとは逆の方に進みます。レストランへと続く階段の横を通りこし、さらに行くと廊下が細くなるのでそこの突き当りに奥道後サブホールという場所があります。ホテル奥道後の頃は大衆演劇を行っていたホールらしく入口の提灯に若干の面影アリ。そこが卓球場とプレイルームになっています。夏の季節限定イベントなどで縁日をやる時もこちらを利用しています。

(写真:夏の縁日開催時)

ちなみに行く途中にあるカメリアビレッジ・湯の山文庫という表示の場所はただ書いてあるだけで既に存在しません。
カメリアビレッジは壱湯の守の別館でしたが老朽化により数年前に閉鎖で取り壊し済み。湯の山文庫は別館カメリアビレッジがあった頃はカメリアビレッジ内にあったため看板のみ残っている感じです。前編でも書いた通り、湯の山文庫は現在は4階メインロビー奥(松山市側)に移設しています。ちょっと紛らわしいかもですね。

レストランの階段を過ぎてからここに行くまでの廊下には使われていない部屋があったりでリニューアルが進んでおらず、明らかに雰囲気が変わるため、ちょっと廃墟感を感じてしまうかもです。ちなみに卓球場(奥道後サブホール)の入口にも「←ホテルカメリアビレッジ」とのプレートが出ていますが、廊下はココで切れています。

(写真:卓球場とプレイルーム)

ここには卓球台が3台並んでおり、宿泊者は無料で利用可能
ただし、ラケットやボールは少々年季が入っており、
競技として勝ちに行く卓球というより、
**「旅行中の笑い声と雰囲気を楽しむ卓球」**と捉えるのが正解。

この日は中国からの旅行者の家族が卓球で楽しんでいました。

「球の弾みが渋いけど、このチープさが妙に楽しい」

卓球場には漫画本も置かれており、
子どもは漫画、大人は卓球、という分担も成立。ただ漫画本はちょっと古めのものだったりする。

卓球場の入口付近には小さなプレイルームがあり、
小さなお子さまでも退屈しない造りです。

◆ 売店(お土産売り場)・自販機

売店はフロント横にひっそりと佇んでいます。
ホテルの規模に対してかなりコンパクトで、
愛媛らしい特産品こそ並んでいますが、
飲み物・お菓子・夜食系は置いていません。

そう、ここは自販機が主戦場
飲料類やアイスは各フロアにある自販機で買うスタイルとなります。

自販機の設置してある主な場所は

(スナック菓子・カップラーメン)
4階メインロビー中央付近
(アイス)
4階ランドリ横、温泉棟湯上りロビー
(ジュース)
4階ランドリー横、4階メインロビー中央付近、7階エレベーターホール、温泉棟湯上りロビー、
(アルコール)
7階エレベーターホール

上記記載場所に設置してあります。

(7階エレベーターホールの自販機)

(4階メインロビー中央付近の自販機)

(4階ランドリー横の自販機)

◆ ランドリー

ランドリーは4階メインロビー奥(レストラン入り口側)に洗濯機・乾燥機が各2台ずつ設置されており、しかも 使用無料

洗剤だけは売店で別購入ですが、
夏場のプールシーズンや連泊時には相当助かる存在です。
ただし、時期によっては争奪戦必至の予感。

◆ レンジ・製氷機

電子レンジと製氷機4階もメインロビー奥(レストラン入り口側)に設置されています。
ただ客室内の冷蔵庫には冷凍機能はないために、
客室に持ち帰った後はすぐに使う必要があります。

7.夕食ビュッフェ(ビュッフェ桜)

(ビュッフェ会場入り口)

(写真:ビュッフェ会場全景)

夕食ビュッフェの会場は3階ですが、
4階ロビー奥の階段を降りてアクセスするという導線で、
降りきった瞬間に広がる赤と黒の劇場空間は、
温泉ホテルの常識を軽く超えてきます。

天井高く、横幅広く、
“ビュッフェ”という言葉から想像する空間ではない
圧倒的スケール感。
この非日常感が、もう食事前からテンションを上げてきます。

(写真:中央料理台・ライブキッチン)


■ ライブキッチンの存在感

(写真:ライブキッチン・ステーキ)

(写真:ライブキッチン・寿司)

  • ステーキ
  • ピザ
  • 寿司

ステーキとピザは注文制ではなく、
焼き立てが随時並べられていく方式。
タイミング次第でアツアツを引ける運要素つきです。

一方、寿司だけはその場で握ってくれるためつねに作り立てを食べることが出来ます。
ライブ感・特別感はこちらがトップ。

■ その他の料理

(写真:左が白米、右が鯛めし)

(写真:サラダコーナー)

(写真:パスタ、炒め物など)

(写真:子供向けポテトとから揚げ)

  • 野菜サラダ
  • パスタ・炒め物など
  • ホテル特製ビーフカレー
  • ビーフシチュー
  • 愛媛名物 鯛めし
  • ポテトフライ・唐揚げ

鯛めしは、ごはん盛り付けロボットでボタンを押すと出てきます。
観光地で単品メニューとして成立するレベルなのに
ビュッフェで普通に置いてあるという贅沢仕様。
ビーフカレーも絶妙な味でおすすめの一品。
メインを決められないほど誘惑が多い。

■ デザート


フルーツ、大福、おはぎ、ケーキなど種類が豊富にあります。
どれも一口サイズで用意されているので、いろいろな種類を楽しむことができますね。

8.朝食ビュッフェ(レストラン)

(写真:レストランから見える外の景色)

(写真:レストランの前にはプールがあります)

同じ会場ながら、朝になると世界が変わります。
大きな窓から山の緑が入り込み、ホテルの外観が見えます。渓谷沿いに建っているため外に出る場所が限られることから外観を見るのは難しいホテルですが、レストランの窓から渓谷側の外観を見ることが出来ます。また反対側の窓からはプールも見ることが出来ます。

■ 朝のライブキッチン

  • フレンチトースト
  • オムレツ

こちらも出来上がりが並ぶ補充式。
焼き立てに当たると妙な幸福感に包まれます。

■ 朝食名物ゾーン

(写真:伊予灘のしらすと特製の漬け海鮮丼)

(写真:やくみ、出汁、漬物)

(写真:卵焼き、煮物)

(写真:焼き魚、伊予産のり天)

(写真:ミニハンバーグ、ジャコカツ)

(写真:パン)

(写真:シリアル)

  • 伊予灘のしらす
  • 海鮮丼
  • 卵焼き、煮物、ベーコン、ハム、ウインナー
  • 伊予産のり天、焼き魚
  • ミニハンバーグ、ジャコカツ
  • パン、シリアル

朝から海鮮丼を自作できるホテルビュッフェって、瞬間的に非日常スイッチが入りますね。
そしてさりげなく、ジャコカツは隠れた名物かもしれません。

9.利点と欠点(冷静レビュー)

◆ 利点

  • 夕・朝ともにビュッフェの満足度が予想以上
  • 鯛めし・寿司・海鮮など土地の強みが料理に反映
  • 昭和レトロのロビーは映え要素バツグン
  • 露天風呂の泉質・温度が絶妙で湯質体験が濃い

◆ 欠点

  • ホテルの規模のわりに小さすぎる売店
  • ホテル周辺で夜外出できる場所は皆無
  • 泊まる部屋の位置によっては温泉までが遠すぎる感
  • ライブキッチンは完全注文式ではないので作り置きタイミングあり

10.総括(リピートする?)

まず初めに、結論出すと、リピートしまくってます!

奥道後・壱湯の守は、
名前から道後温泉の近くな感じしますが、
“道後温泉の別館”という感覚で行くとズレます。
当然、夜、道後温泉に出かけることは徒歩では無理です。
車でも10分以上かかります。

道後温泉を楽しみたいならば、やめた方がいい!!

ここは
昭和レトロ × 風情ある温泉 × 大箱ビュッフェ
という独自ジャンルのホテルです。

それをあらかじめ理解して泊まる分には最強!!

料理、温泉、空間、それぞれが予想以上に手応えがあり、
正直、もう一回は全然アリ

特に

  • 温泉が好き
  • 食事が旅の軸
  • 昭和の匂いが嫌いじゃない

という人には、刺さりすぎる宿です。

ちなみに、自分、愛媛が好きで年に数回行くのですが、
ここを知る前は道後温泉に泊まっていました。

ただココを知ってからは壱湯の守がファーストチョイス
満室で取れないときは道後温泉へという流れです。

とにかく温泉の居心地が最高すぎる!!

個人的な感想ですが、
道後温泉よりも入りやすくて気持ちいいかもです。

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