香川県・小豆島
※この記事は「オリビアン小豆島夕陽ヶ丘ホテル(前編)」です。
前編ではチェックインから館内の紹介、客室についてまでを紹介しています。
👉 後編はこちらから読む

みなさんこんにちは、ヒサトラベルです!
今回は、瀬戸内海に浮かぶ人気の離島・小豆島にある「オリビアン小豆島夕陽ヶ丘ホテル」の宿泊レポートをお届けします。
実は私、このホテルには長年何度もリピートして泊まっている「超・常連」なのですが……正直に言います。現在のオリビアンは、旧来の良さと新しい試み、そして昭和・平成の古さが入り乱れた「完全な過渡期」にあります。
前編となる今回は、公式ホームページの綺麗な写真だけでは分からない絶景ロケーションの魅力から、部屋選びで絶対に失敗しないための罠(朝日側vs夕日側)、そしてスポーツリゾートから大きく変貌を遂げたアクティビティの「今」まで、ヒサトラベルらしく忖度ゼロでリアルにぶっちゃけていきます!
1. 概要:オリビアン小豆島夕陽ヶ丘ホテルとは?

(写真:ホテル全景)
「オリビアン小豆島夕陽ヶ丘ホテル」は、小豆島の玄関口・土庄(とのしょう)港から車で約15分ほど走った小高い丘の上に建つリゾートホテルです。
観光地によくある街中の温泉ホテルというよりは、敷地内でゆっくりと島時間を過ごすタイプのリゾートホテル。現在、ホテルの運営体制が変わり、設備やコンセプトの刷新が進んでいる真っ最中です。
2. ロケーション・立地:高台からの絶景と播磨灘に沈む夕陽

(写真:ホテルロビーからの眺め)

(写真:ホテルからの夕日)
まず、このホテルの最大の強みであり、何回訪れても裏切らないポイントが「圧倒的な景観」です。
本州(岡山県方面)を見下ろす丘の頂上に建っており、敷地に足を踏み入れた瞬間に広がる播磨灘(はりまなだ)の開放感は抜群!
特に素晴らしいのが夕刻。「日本夕陽百選」にも選ばれている通り、空と海がオレンジ色に染まっていく様子を敷地内や客室から贅沢に眺める時間は、間違いなくこのホテル一番のハイライトです。ロケーションに関しては文句なしの満点と言えます。
2. 館内設備&温泉:リニューアル部分とレトロさのギャップ
ホテル入口とボンネットバス

(写真:ホテル玄関)
このホテルはロビーやレストランなどが入る棟と客室棟が分かれており、ロビーなどが入る棟は2階建て、客室棟は4階建て(一部地下1階あり)です。ロビー棟の2階と客室棟の2階がつながっています。
車で来ると、寒霞渓スカイラインから分かれたあと、道を下るように500メートルほど進んだ先にホテル玄関があります。スカイラインを曲がった先にはホテルのグランドや雑木林などがあり、敷地内の私道なのか公道なのかわかりにくいのですが、どことなく沖縄などのホテルにあるようなプライベート感がある私道のような作りから、ちょっとしたわくわく感を感じることが出来ます。

(写真:ホテル玄関横にあるボンネットバス)
ホテルの横には昔懐かしいボンネットバスが展示してあります。このバスは実際に動くそうで、このバスを利用したツアーなども行われているとのことです。
ロビー&ウェルカムドリンク


(写真左:ホテルフロント手前から、右:ホテルフロント奥から)


(写真左:暖炉のあるロビー、右:ロビー正面)


(写真左:ロビー夜、右:フロント夜)
館内に入ると奥行きが広く、左側にフロント、その先にロビーがあります。フロント奥のロビーは天井が高く暖炉もあり、全面窓からの眺めも良く非常に開放的です。ソファーは近年新調されてまだ新しい雰囲気です。

ロビーのソファーがふかふかでとても気持ちがいいですね!!



このソファーはヤバい!
ここでそのまま眠れるくらい気持ちがいいかも!!
この窓からは、上の「2. ロケーション・立地:高台からの絶景と播磨灘に沈む夕陽」でも紹介した通り、播磨灘から岡山方面の絶景を一望することができます。


チェックイン時にはコーヒーやイチゴミルク、オリーブ茶などのウェルカムドリンクサービスがあり、ここは嬉しいポイント。
売店


(写真:ホテル売店)
小豆島のお菓子類は一通り揃います。ただし、醤油や素麺、オリーブオイルなどの専門品に関しては仕入れ業者の関係上、ラインナップが限られています。「あの老舗蔵の醤油が買いたい!」というこだわりがある方は、島内の専門店や港のお土産店で購入するのが無難です。
温泉(大浴場・露天風呂)


(温泉入口)
新館の地下1階にあり、脱衣所は最近キレイにリニューアルされました。……が、浴室自体は大がかりな改装がされておらず、昭和・平成の古さがそのまま残っています(清掃は行き届いています)。
温泉については内部の写真が撮れませんので、「公式ページの温泉紹介」をご覧ください
- 浴槽によって温度のバラつきがあり、全体的に湯温は高め。
- 露天風呂は水深が浅いものの、播磨灘から岡山方面が見渡せる眺望は良好です。
- 温泉でよく見る馬油のシャンプー・リンス・ボディソープです。
- ベビーシャンプーの準備があります。
脱衣所、浴室、露天風呂ともに必要十分な広さがありますので込み合うことはありません。
湯上りロビー、自販機




(写真左:湯上りロビー、右:螺旋階段)




(写真左:ミニライブラリー、右:自販機)
温泉の手前には湯上りロビーと自販機が置いてあります。
湯上りロビーは一部が4階までの吹き抜けとなっており、1階とは螺旋階段でつながっています。
この螺旋階段、どうやら子供に人気なようでして、休みの時期になるとこの階段を上がったり下がったりしている子をたまに見かけます。ありそうでない施設なのかもしれません。
湯上りロビーの奥(温泉入口側)には雑誌が置いてあるミニライブラリー的なものもあります。
同じフロアにコインランドリーもあるために、コインランドリーの待合所としても機能しています。
このロビーの椅子と机も近年リニューアルされてとてもきれいに保たれています。
自販機はサントリー、牛乳、セブンティーンアイスのものが各1台づつ設置されています。
価格はペットボトルお茶200円、缶コーヒー150円、牛乳160円、アイス200円から220円と普通のホテルと同じような価格帯です。
コインランドリー




(写真左:地下1階コインランドリー、写真右:ランドリ内部)
コインランドリーは地下1階のエレベーター横にあります。ホテルでは一般的なアクアの洗濯機と乾燥機の分離型のものが各2台ずつ配置されています。洗剤は自動投入ではなく別売りですので別途売店かフロントで購入する必要があります。
値段は洗濯が1回200円、乾燥が30分100円です。
洗濯機ですが、ホテル内には洗濯、乾燥とも2台と数が少ないためか、夏休みの時期や秋の紅葉の季節などはかなり混みあいます。
近隣にはコインランドリーはなく、一番近くても土庄町のオリーブタウンの中にあるコインランドリーとなり車では15分ほどかかります。ここまで洗濯に行くのはあまり実用的ではないため、もし洗濯が必要な場合は争奪戦を制するか、すいてる時間帯を狙うなど工夫が必要になるかもしれません。
ゲームコーナー


(写真:ゲームコーナー)
ゲームコーナーは1階のレストランシエルの入り口横にあります。子ども用のエアホッケー、太鼓の達人、クレーンゲームなど内容は一般的です。21時までの営業で午前中も営業しています。



ゆうごはん食べたらここで遊んで帰る!!



部屋までお金を取りに帰るのが面倒くさいので、あらかじめお金をもってレストランへ行くのがオススメです!
3. 【最重要】客室選びの罠:絶対「夕日側」を選べ!朝日側との決定的な違い
オリビアンに泊まる際、絶対に妥協してはいけないのが「部屋の向き」です。「どっちでもいいや」と適当に選んでしまうと、滞在の満足度が大きく下がってしまうので注意してください。
客室棟




(写真左:旧館エレベーター、右:旧館廊下)




(写真左:新館エレベーター、右:新館エレベーターホールと新館廊下)
売店の横を通って客室棟に進むと最初に西エレベーターがあります。西エレベーターは1階から4階までで温泉に行くことはできません。そして旧館の廊下を進んでいきます。旧館の廊下は片側が窓のため明るい雰囲気です。
ほどなく進むとメインエレベーターホールとなります。メインエレベーターは2台、こちらは温泉がある地下1階から4階までです。エレベーターホールは吹き抜けとなって正面に景色が広がります。新館の客室はココからさらに奥へと進んでいく作りです。
〇 夕日側洋室(絶対こちらをおすすめ!)


(写真:新館【奥側】夕日側洋室)


(写真:旧館【手前側】夕日側洋室)
夕日側洋室は新館(ロビー側、写真では正面左側の屋根に時計がない方)と旧館(写真では右側の屋根に時計がある方)の2階と3階にあります。部屋の広さは48平米で同じです。ホテルでは旧館、新館の区別はしておらず、どちらがあてられるかは未定なようですが、希望がある場合は直接問い合わせるといいと思います。
個人的には新館の配置の方が好きなのですが、新館の場合はベッドスペースとソファースペースの間に台があり、テレビはその台の上にベッド向きに配置されているため、ソファーに座りながら見ることが出来ない点に注意が必要です。
- 眺望・開放感: 2〜3階に位置し、広場と播磨灘を見下ろす最高のロケーション。部屋自体も非常に広く、開放感が抜群です。
- 水回り: バストイレとは別に、その手前に独立した洗面台があり、朝の身支度もスムーズで快適です。
- 部屋タイプ:
- 旧館(手前側):エキストラベッド2台が壁に収納されているタイプ
- 新館(奥側):エキストラベッド2台がソファを兼ねているタイプ (※どちらも広さと定員は同じですが、選択はホテルおまかせとなります)
✕ 朝日側洋室(正直おすすめしません)


(写真:朝日側洋室)
朝日側の洋室は36平米と夕日側に比べて一回り狭くなります。またこちらは新館にしかありません。
- 眺望・狭さ: 夕日側に比べて一回り狭い作りです。海と平行に部屋が配置されているため、正面には垣根や駐車場が広がり、一部の客室からは海がほとんど見えません。
- 水回り: 独立洗面台はなく、狭いユニットバス内の洗面台のみ。朝の支度などで地味にストレスを感じます。
⚠️ スタンダードルーム(洋室)共通の注意点(空調)
- 全館空調の限界: 多くのスタンダード洋室は全館一括の空調仕様です。温度調整の数値はいじれますが、「風量」や詳細な空調調整ができません。一部の部屋には個別のエアコンが設置している部屋もありますがまだ少ないようです。快適な室温にこだわりがある方は注意が必要です。
💡 その他の部屋タイプについて
- 和室・和洋室: 夕日側・朝日側ともに1階に配置されているため、前に垣根などがあり、スタンダード洋室に比べると視界(眺望)が狭まります。
- エグゼクティブルーム: 新館4階には近年リニューアルされた上質な客室(エグゼクティブルーム)もあります。ただスイートルームではない作りテラスルームは2名定員のため、3名以上では使えません。
【客室選びの結論】 部屋全体としては古い作りではあるものの、清掃は行き届いていて清潔です。だからこそ、せっかく泊まるのであれば、広い部屋で最高の絶景が約束される「夕日側洋室」を指名買いするのが鉄則です!
夕日側洋室の室内を紹介
客室内、ベッド・ソファー周り




(写真左:入口からの客室全景、右:奥側からの客室全景)




(写真左:ベッドスペース、右:ソファーベッド)


(写真:部屋からの眺め)
客室内は全体的に時代を感じさせる雰囲気がありますが、しっかりとメンテナンスされていて清潔感があります。くたびれていたり汚れているところはありません。
客室内は中央付近を境にベッドスペースとソファースペースに分かれています。
ソファースペースのソファーはソファーベッドとしても使えるものが2つ置かれており、2人以上での宿泊の場合はそれがベッドとしてあてがわれます。通常のベッドはもちろん、ソファーベッドも十分なサイズと質感ですので、ここで寝てもエキストラベッドに寝かされてる感は感じません。また窓の横にはイスとテーブルが置かれていて、それでもまだスペースはありますので、窮屈さは全く感じません。
窓の外はホテルの庭園とその先には瀬戸内海が広がります。手前には尾方崎、そしてその先には播磨灘が広がり対岸の児島半島を見渡すことが出来ます。




(写真左右:ソファーベッドを使用しないときのソファースペース)
参考として、他の時に宿泊した2人利用の際のソファーベッドをしないときのソファースペースの画像も載せておきます。ソファーベッドを使用しない場合、ソファースペースはかなり大きめのL字型配置ソファーに加えて椅子が2脚となります。




(写真左:天井のライトが電球色の部屋、右:天井ライトが白色の部屋)
ただ部屋によって天井の電球の色が異なる場合があります。基本は左の電球色なのですが部屋によっては一部白色のところもあります。リモコンなどで電球色を選ぶことができず、あてがわれた部屋によって電球色違うので運次第です。
右奥にあるスタンドライトも電球色なことと、木の枠組みが多いこともあり夜は電球色の方が落ち着くかと思います。




(写真左:ライティングデスクとテレビ、右:お菓子・お茶とミネラルウォーター)
部屋の中央にあるデスクですが、こちらはライティングデスクとテレビ台を兼ねています。
テレビは32インチです。テレビの下にある引き出しにはタオル、バスタオル、浴衣が備え付けられています。
デスクの左下には冷蔵庫が設置されています。
デスク右端にはお菓子と緑茶、ミネラルウォーターのサービスがあります。
ミネラルウォーターは500mlのペットボトルを毎日の清掃の際に人数分いただけます。




(写真左:ベッド横のスイッチ類、右:空調の温度調節器)
ベッドサイドの机には客室ライトの照明スイッチと電話があります。こちらもかなり古い作りですが、今でも現役です。ベッド上のランプと部屋の明かりはここで操作することが出来ますが、窓側にあるスタンドライトとテレビ台とソファー上にあるスタンドライトはここでは操作できず、個別に操作する必要があります。
空調は基本は館内の一斉空調となっており部屋ごとの空調操作はできず温度のみ変更可能なものとなります。
個別操作が出来ないため、暑すぎたり寒すぎたりする時の微妙な調整が出来ないのは不便を感じるところです。
部屋によっては一斉調整だと不具合のある場合(陽が当たりすぎて個別に室温が安定しない部屋など)や一斉調整が不調な部屋などは家庭用の個別エアコンがある場合もありますが、まれな例のようですので、基本は一斉空調だと考えた方がいいと思います。
水回り関係




(写真左:洗面スペース、右:クロゼット)




(写真左:洗面台、右:洗面台アメニティ)
夕日側洋室の場合は入口を入ってすぐの場所に洗面スペースがあります。洗面台の後ろ側はクロゼットとなります。洗面台の奥のドアはバスとトイレです。バスとトイレのところにも洗面台があるため、トイレ使用中の場合でも洗面台がつけえるため、お風呂やトイレ使用中でも困ることはありません。朝日側洋室には子の洗面スペースはありません。
鏡が大きくて便利なのですが、アメニティは歯ブラシとカミソリのみ。
大浴場には化粧品類が置いてあるために、もし利用する場合は大浴場まで出向く必要があります。






(写真左:バス、中:トイレ、右シャンプー類)
バスルームは洗い場のないユニットタイプで一昔前のシティホテルなどにある長くて浅めの寝てはいるタイプのものです。一昔前のビジネスホテルなどで見る小ぶりのものではないので、ゆっくり入ることが出来るかと思います。



トイレ使う人のことを気にしないで朝の支度ができるのは気が楽かも!
ただホテル内にも温泉大浴場があるために、多くの人はそちらを使う機会が多いようです。
こちらにも十分なサイズの洗面台があります。
シャンプー、リンス、ボディシャンプーはECOLOGY & SAFETY Natural というものが備え付けてあります。
大浴場にはこれとは別のものがあるため、この種類は客室のみのようです。
以上、ざっとですが、新館の夕日側洋室のご案内でした。旧館もソファーベッドが壁組み込みのベッドに変わり、ソファーセットが入る点、部屋中央にあるデスクが壁側設置になる点以外は同じような作りとなります。
前編では、館内の紹介とお部屋についてを中心にお伝えしました。
後編では、最近大きく変わりつつあるこのホテルの「アクティビティ」や、香川や小豆島の食材を活かした「夕食」「朝食」、そして子連れ目線での総評をお届けします。
👉 後編はこちら








