※この記事は「ホテルサンバレー悠々館 宿泊記(前編)客室・設備レビュー」の続きです。
前編ではチェックインから部屋までを紹介しました。
👉 前編はこちらから読む(※WordPressで内部リンク設定)
5.ホテルサンバレー悠々館の施設

(写真:ホテルサンバレー悠々館のフロントロビー)
入口の自動扉を抜けると、まず目に入るのが落ち着いた雰囲気のロビーです。平成初期はデザインそのままで広すぎず、こぢんまりとした造りですが、チェックイン・チェックアウトの際に混み合うことも少なく、ゆったりと過ごせる印象でした。
ロビーのすぐ左手には、宿泊者が自由に利用できるラウンジがあります。
ソファ席が並び、窓際の明るい光が差し込む空間です。館内の自動販売機もここに設置しています。ただ歩いて2分くらいのところにローソンがあるため、行くのが手間でなければローソンに行った方が種類もあるし、値段も安いのであえてここを使う必要はないのかもしれません。
また漫画コーナーもありますが、本館の漫画コーナーと比べるとかなりな物足りなさを感じてしまいます。

(写真:ホテルサンバレー悠々館のラウンジ)

(写真:ホテルサンバレー悠々館の漫画コーナー)
地下1階にはもう一つ食事スペースがありますがこちらは主に団体客の朝食会場用に使われているようです。
またコインランドリーも地下1階にあります。コインランドリーですが、こちらは団体用食堂のカウンターの中に無理やり作ったなんとも不思議な雰囲気。エレベーターを降りてお風呂に聞く手前にあります。

(写真:ホテルサンバレー悠々館の団体用食堂)

(写真:ホテルサンバレー悠々館のコインランドリー)

(写真:奥に見えるカウンターの先に団体用食堂があります)

(写真:悠々館地下大浴場入口)
伊豆長岡温泉の魅力といえばやはり“温泉”。
ホテルサンバレー悠々館の地下1階には、リニューアル済みの大浴場があります。
脱衣所や洗い場も明るくてとても清潔で好感が持てます。

「このお風呂、ピカピカだね!」



「リニューアルしたばかりって感じですね。静かでいい」
だいぶこじんまりした宿泊棟側の浴場は洗い場が4か所。内湯のみのだいぶこじんまりした温泉です。本館の温泉の方が大きくて施設も充実しているせいか、いつ行っても空いていて、利用者も少なめ。
静かにゆっくり浸かりたい人には最適です。
露天風呂こそありませんが、湯温も適温で洗い場には個々を仕切る柵もあります。旅の疲れがじんわり抜けていくような感覚。
▶ 本館の温泉棟へもアクセス自由


(写真:本館・温泉入口)
悠々館宿泊者は本館の温泉棟「満点の湯 湯殿」も無料で利用可能。
徒歩5分、または送迎バスで約1〜2分。
本館の方は雰囲気の違う2つの温泉(一の湯、二の湯)があり、日替わりで男女が変わります。
それぞれに広々とした露天風呂やサウナ、ジェット泡風呂、寝湯などが楽しめます。大浴場にタオルとバスタオルはないため、部屋にあるものを持参する必要があります。
💬



「こっちは賑やかだね。人がたくさんいるし、お風呂も大きいし。」



「うん、こっちは完全にリゾートの温泉だね」
湯質はどちらも同じ源泉ながら、
本館の方は明るく開放的で家族連れが多くて華やか、悠々館の方は静かで落ち着いた雰囲気。
その対比が面白く、**“同じグループ内で2つの温泉気分”**を味わえるのはサンバレーならではですね。
▶ 漫画コーナーも利用OK
本館2階の漫画コーナーも悠々館宿泊者が自由に使えます。
人気作品から名作までずらりと並び、子どもたちは温泉後に夢中で読んでいました。



ヤバイ、私が好きだった少女漫画がありすぎる!!



それ、絶版になってる過去の名作系のやつだよね!!
少年漫画だけではなくて少女漫画の種類も豊富!!最近話題の漫画から20~30年前の名作まで幅広い品ぞろえ。昔ハマった漫画にも出会うことが出来て、久しぶりにのんびり漫画を読みながら湯冷ましする時間はまさに最高でした!
6.朝食ビュッフェ(本館レストラン)


(写真:本館レストラン入口)
翌朝の朝食は本館レストランにて。
時間帯は7時〜9時30分で、混雑もほとんどなし。
ビュッフェ形式で、和洋どちらも一通りそろっています。
地元・伊豆らしい干物・わさび漬け・卵焼きなどの和食に加えて、パン・シリアル・ソーセージ・カレー・サラダなど洋食も豊富です。




(写真:朝食ビュッフェ台・和食と伊豆・駿河湾の名産コーナー)




(写真:朝食ビュッフェ台・洋食とシリアル・パンのコーナー)


(写真:朝食ビュッフェ台・サラダのコーナー)
味付けは全体的に優しめで、朝から食べやすい。
特に干物は焼き加減が絶妙で、ご飯が進みます。
コーヒーコーナーやデザート類もあり、
値段を考えると十分満足できる内容でした。
レストランスタッフの対応も丁寧で、
テーブルの片付けや補充もスムーズ。
混雑がない分、落ち着いて朝の時間を過ごせました。
7.周辺観光スポット(父子旅行におすすめ)
(写真:伊豆の国パノラマパーク・ロープウェイ)
チェックアウト後は、周辺観光へ。
車で10分ほどの「伊豆の国パノラマパーク」は父子旅行にぴったり。
ロープウェイで山頂へ上がると、足湯や展望カフェがあり、
富士山と駿河湾を望む絶景を楽しめます。
他にも、
- 韮山反射炉(世界遺産)
- 伊豆長岡温泉街の足湯めぐり
など、軽く立ち寄れる観光地が充実。
宿を拠点に半日観光するのにも便利な立地です。
8.利点と欠点(後編まとめ)
利点
- 本館・別館の温泉を自由に使える
- 大浴場はリニューアル済みで清潔感あり
- 朝食ビュッフェは地元食材が並び満足度高い
- 1部屋5人まで泊まれるので親子友人同士の気軽な温泉旅にちょうどいい
- 土曜日なのに格安料金
欠点
- 建物や部屋の古さが全体的に目立つ
- ホテル特有の非日常的な高揚感は薄い
- 部屋からの眺めは期待できない
- 豪華さや演出を求めると物足りない
9.総括(父子・友人グループ旅行には最適だが、家族旅行には不向き


(写真:昼間のホテルサンバレー悠々館入口)
今回の宿泊を総括すると──
「値段相応で、父子グループ旅行には最適。非日常を求める家族旅行には不向き」。
宿泊料金を抑えながら温泉を楽しみたい、
気を使わずに泊まりたい、
そんな“男同士の気軽な旅行”には最高の環境。



「安くて温泉も入れて、これなら十分だね」



「うん、まさに値段相応。気楽に泊まるにはいい宿かも」
ただ、旅そのものに「特別感」や「演出」を求める場合、
このホテルサンバレー悠々館ではやや物足りないかもしれません。
次に家族で訪れるなら、もう少し“ホテルらしさ”を感じられる宿を選ぶと思います。
とはいえ、
友人グループ旅には本当にちょうど良い宿。
「静か」「安い」「温泉付き」、この3点が揃う宿は貴重です。
10.宿泊データ
- 宿泊日:2025年10月中旬・土曜日泊
- 宿泊プラン:1泊2食付き/和洋室(キッチン付き)
- 料金:大人8,500円前後(1人あたり)
- 利用者構成:父子2組(小学生男子)
- 予約経路:yahooトラベル
11.アクセス情報
- 住所:静岡県伊豆の国市長岡659
- アクセス:伊豆長岡駅から車で約8分/無料送迎バスあり
- 駐車場:無料(約30台)
✅ 総評まとめ
「ホテルサンバレー悠々館」は、気軽に温泉を楽しみたい友人グループ旅行にぴったり。
豪華さや非日常感を求めるなら他を選ぶべきだが、
“安く・静かに・のびのび過ごす”という目的には最適な別館です。

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